喜多方の塗師
長澤 邦夫
喜多方に生まれて15歳から30歳まで会津若松市で塗師をして、31歳の時に喜多方市で独立されました。下地から全て手塗りで伝統的な「花塗」がとても美しいです。
風間 正昭
菅原町にて漆器や仏具の製作をされています。本漆だけでなく、吹き付け塗装もできる工房です。
先代のお父様は塗物町で塗師としてご活躍されていました。
喜多方市給食漆器
喜多方市内の小学校・中学校では、喜多方産の漆が使われた給食漆器が使われています。漆器ができるまでには、木を切る人、板にする人、器にする人、漆の木から漆の樹液を取る人、漆を塗る人と、他にもまだまだいるのですが、様々な職人さん達が関わることによって作られています。
会津喜多方では昔から丸物(お椀)の製造が盛んに行われており、多くの塗師さんや木地師さんがおりました。
最盛期には300人ほどの塗師が喜多方にいたと言われています。
今でもこのように給食漆器として地域に根差し、あたたかい給食と共に、漆器のぬくもりが子供たちに振舞われています。
給食椀のお直し
喜多方市の学校が夏休みに入ると、給食センターや各学校の漆が剥がれたり欠けたりしたお椀を回収し、補充します。傷ついたお椀は夏休み期間に職人が塗り直し、約1年寝かして来年のために取っておきます。
会津喜多方漆器商工協同組合
所在地
〒966-0866
福島県喜多方市字古寺8625-10